2021-01-01から1年間の記事一覧
飛鳥部勝則というミステリ作家は熱心なファンを持ちつつもある事情から作品が全て絶版になっていて*1幻の作家のようになっている。そのため私は氏の作品を読めないものと思っていたが行動圏内の図書館で読めることがわかったので少しずつ読み進めている。 今…
世界五分前仮説というものがある。この世界は今から五分前に今あるような形で生み出された物かもしれない(それを否定しきることはできない)という思考実験のような話だ。 否定しきれないのは、どんな証拠を提示しようと我々の記憶や記録も初めからそういう物…
そもそもの発端は今年の夏何気なくしたツイート 四人将棋もニコ生で見て以来いっぺんやってみたいと思いながらできずにいることの一つなのでいつか機会を作って対局しないとなこのままだと興味はあるどまりだ — 鷹クラーケンォ・ツイートアゲイン (@nomu_uts…
tyudo-n.hatenablog.com 上掲の記事でも書いたが、哲学者の密室は私にとって10年近く読むことができなかった本だ。読むことから逃げていたと言ってもいい。文庫にして1000頁近い分量……だけならたじろぐには当たらない。当時読んでいた京極夏彦の百鬼夜行シリ…
先日仮面ライダーヒストリアを見て「今見てもグロンギの不気味さは全く古びないな」「むしろ画質が相対的に悪くなったことで一層無気味に思う人もいるんじゃないか?」と思ったのでこんな記事を書いてみることにした。早速いってみよう。 第5位 ラ・ドルド・…
「『賛否両論』って語感から言えば賛否相半ばのようだけど、実際用例を見ると賛の意見は精々三割くらいだよね」 先日こんな話を聞いて納得したのだが、これでいうと仮面ライダーゼロワンは賛否両論の作品だったと僕はまとめたくなる。僕自身の感想という意味…
最近なかなか趣味のための時間をとれておらず、ニチアサもセイバーだけはどうにか見ていてトロプリもゼンカイも溜め込んでるしどこかで巻き返さないとダメになってしまうぞという危機感がある。付け加えるならシンカリオンZも大分たまってるけど そんな中で…
近くの書店には置かれていなくて歯ぎしりしていたが、ようやく読めた。息を潜めてネタバレを回避した甲斐あって大変面白く読めました。 予期していたネタバレとしては「燦然! シャンゼリオン」とか「ロボコン強襲!」とかの平成ライダー史の外側からの刺客…
これは訓練でもリハーサルでもない スパロボ鋼の超感謝祭について書きたいと思ってたけどアーカイブがなかったし、世間(プリキュアファン)が案外と単独映画消滅のおそれに関心がなさそうなので今回はこちらの問題について書く。もしかすると一般的呼称ではな…
昨年の上半期下半期のベスト10はシリーズ作品を一つにまとめてカウントする都合もあって12~13作程度の中から選定していた。この作業は明らかに落とすべき物以外を拾っていけば自然に達成できる物で面白みがなかったが今回は20作ほどの候補から選ぶことにな…
今日紹介したい本は「詰将棋の世界」だ。この本は一部の好事家にしか知られていなかった詰将棋の世界を広く世間に伝えることができる良書である。私もこれまでに詰将棋の問題集を何冊か買って勉強していたが、指し将棋の鍛錬のためじゃない詰将棋の多様さに…
京極夏彦の百鬼夜行シリーズと双璧を成す人気シリーズの巷説百物語シリーズの最新作である「遠巷説百物語」が連載終了したかと思えばとんでもない二の矢がつがえられてました。怪と幽にて連載開始! 新作「了巷説百物語」!! 世間を騒がせる様々な事件を「…
2021年の新戦隊はスーパー戦隊シリーズ45作品目にしてゴーカイジャーから10作品目となる。多くのファンから寄せられた期待は「レジェンドを使ったお祭りをもう一度」であったはずだ。実際に発表されたゼンカイジャーはその期待から絶妙にずらされた斬新な物…
セイバーの一番の特徴は何か、答えは様々あるはずです。「本の力で変身する」、「仮面ライダー史上初のEDダンス」令和ライダーを紹介するときにはこのあたりが取り上げられるでしょう。しかし今私が大注目する特徴は「タッセルの存在」。 真っ赤な帽子に緑の…
今更2020年の話かよと自分で突っ込みたくないわけでもないけど、やりたいことをやりたいときにやるのがここの流儀、ということに今なりました。 じゃあ早速結果発表です。 ガープの世界 グッドラック戦闘妖精雪風 肺都 黒より濃い紫の国 黄金の王 白銀の王 …
昨年一月にインターネットの片隅で一つのブログが誕生した。「はぐれ者の単騎特攻」と名付けられたそのブログは一年の間に32本の記事をあげたという―――――――― この話題誰得だよ。ただ、この機会を逃せば次にこの周年ネタを使えるのは一年後だし、そのときの私…