先日仮面ライダーヒストリアを見て「今見てもグロンギの不気味さは全く古びないな」「むしろ画質が相対的に悪くなったことで一層無気味に思う人もいるんじゃないか?」と思ったのでこんな記事を書いてみることにした。早速いってみよう。
第5位
ラ・ドルド・グ
ザギバスゲゲルの挑戦権を得ながら運営側にまわるという背景だけでラ集団には異色さがある。
一条さんにバグンダダを壊されてガドルの逆鱗に触れるちょっとドジなところがありながら一騎打ちでは互角に渡り合うあたり実力は本当にトップクラスであることが感じられる。
それなのに警官隊の一斉射撃で死んでしまうというあっけなさが却って印象的だった。
あと人間態が上位グロンギとは思えないほど不審者の見た目なのもなんか好き。
第4位
ゴ・ブウロ・グ
ゴ集団のトップバッターとしての強敵感がよい。勝ち確定演出である封印マークを引きちぎるのがね、予定調和っぽさをひっくり返してて。
顔も結構シャープでかっこいいし。目の輝きがウルトラマンっぽいとずっと思っているんだけど僕以外にこれ言ってる人見たことない。
第4位
メ・ギャリド・ギ
ヤドカリという一見無害そうなモチーフをトラックを貝に見立てることで「バックによるゆっくりとした轢殺」をする怪人に化けさせる発想がもう抜群。
安全ピンを自分の体に直に刺す異様さもなんともいえない。
トライゴウラムアタックで大量の封印エネルギーを流し込まれる最期もインパクト大で好きな一体です。
第2位
ゴ・ジャラジ・ダ
こいつに関しては好きと言い切れない部分があるけどやっぱり外すこともできないなと思いこの順位。
こいつのゲゲルの陰湿さは群を抜いているし、避けられない死を突きつけるように被害者の周りに現れるシーンは演出もあいまってホラー映画のようだった。
めった刺しにされる最期もカタルシスというよりは痛々しさが勝る。
クウガのテーマの一つに「誰かを守るための力も本質的には暴力」というのがあげられるけど怒りに呑み込まれた五代の戦いはそれまでのものとは違うし、二つの暴力の間にはか細いながらも一本の線をひけるから未確認生命体第四号は仮面ライダークウガなんですよね。
第1位
ン・ダグバ・ゼバ
アルティメットフォームの対をなすような純白の体が究極の闇という言葉とのギャップも含めて神々しさまで感じさせる。
最後まで微笑みながら拳を振るい続ける姿といい、他のグロンギとは文字通り桁が違う殺害人数といいラスボスかくあるべしといいたくなる名怪人だと思う。