久々にプリキュアの感想でも書くかと思った次第。戦隊とライダーの総集編はなんだかんだ言っても新規映像があったけどプリキュアは再放送の一本槍なので「再放送だったら睡眠をとろうかな」の心理が働いて全く見れてなかったし、視聴自体が本当に久々。
…だったんだけど放送再開からもう一か月かぁ。出しそびれた宿題がいつまでもランドセルに入っているようなこの一か月。 一つの感想は薄くても五つ纏めれば記事っぽくなると毛利元就も言っていたしここらで踏ん切りをつけて投稿しよう。
辞める？辞めない？迷えるひなた！
プリキュアとして戦う(作品内では一貫して戦いではなくお手当てと呼ぶの好きだけどまあ戦いだと思うよ)も一難去ってまた一難という状況からくる不安な心情、何事も長続きしない自分と違い優秀な兄や姉へのコンプレックスなどが重なり無力感をおぼえるひなたは「プリキュアをやめてしまってもいいかもしれない」と考える。
その思いはひなたが作るジュースは姉のものとは違う味がすると聞いてますます深まるが、現れたメガビョーゲンを追いかける中で「今頑張ること」の意味を見つめなおす。
戦闘終了後には姉が作る自分にはまねのできないジュースをわだかまりなく飲めてひとまず一歩前進。そもそもひなたが作るジュースがまずいなんて話は出てないんだよね。
元気発見！すこやかフェスティバル！
変身に代償が付きまとうヒーローが好きなので、のどかの健診の結果がよすぎた件、回収されるだろうと思ってる。先代のプリキュアの存在がのどか達に明かされたのもこの話だしいずれ触れる要素を一気に出したんじゃないかな。
今回の話を見てふと思ったんだけどプリキュアは地域の絆の話が好きすぎない？二三年に一度はこういう話を見る気がする。
初めてのケンカ…すれ違うのどかとラビリン
「喧嘩をしない方法はわからないけど仲直りの方法はわかったからいいか！」(要旨)
ハーブのお店のマスコットキャラクター、ラベンだるまが好きだとニャトランにもペギタンにも言いだせないままのどかとハーブ店通いをするラビリン。ラベンだるまのぬいぐるみを購入した帰り道でニャトランに見つかり揶揄われる。思わずパニックになったラビリンはこんなもの好きじゃないとぬいぐるみを地面にたたきつけてしまう。いきさつを知らないのどかはラビリンの真意を問いただそうとするも「えっ、嘘でしょ！！？」ってくらいに何を話しても空気が悪くなる。
そこからずっと飛ばして8時55分ごろにのどかとラビリンが辿り付いた結論が冒頭のセリフ。子供向け番組としてかなり誠実なメッセージだろう。
印象に残ったシーンを上げると喧嘩のきっかけを作ってしまったニャトランが滑り台をすべってラビリンと同じ目線にまで降りてくるところ。ニャトランの憎めなさが詰まっている。
のどかにとって生まれて初めてのケンカの相手がちゆでもひなたでもなく妖精のラビリンというのがちょっと特異かなと感じた。今作は普段以上に妖精を人格を持ったパートナーとして扱っているからえらいよ。
普段は全裸の珍獣がTPOに合わせた服を着てるのを見ると面白くってしょうがない。寝る前はパジャマ着るんだなラビリン。
友情の誓い！ 永遠の大樹の下で
中学生の友情の誓いに水を差す不審な男性、彼はかつて2人の友人と永遠の大樹の下で永遠の友情を誓うも恋のさや当てに敗れ(実はこの辺は示唆されているだけで明言はされていないのだが)友情を失ってしまった過去を持つのだった。親切なのどか達は彼ら三人の中を取り持とうと動き始めたが……。
意図的かどうか前回ラストの「仲直りする方法は知っている」に対応するような話でとても面白かった。
なんのかんので永遠の大樹さんは枯れてしまうのだけど枯れ木には新しい命が芽吹くのでした。
終わらせないことはできないけど始めることはできるんだよなぁ。
最高のおもてなし！？ ちゆのおかみ修行
ちゆが沢泉旅館のお手伝いとして外国人一家をおもてなしする。どうしても一人娘を喜ばせられないちゆは彼女の仕事ぶりを見学に来たのどかとひなたに話を聞いてもらう。
12話では連想ゲームなどの特訓を通して「考えの違い」(と考えが違っても楽しい時間を共にすることができること)が浮き彫りになったけど、今回のどかがさりげなくちゆを海へ連れて、彼女の気分を前向きにするきっかけを作ったのを見るとこのチームも共有できるものが増えたのかなと感じた。
ツイッターで見た「本来ならこの話は東京オリンピックを控えて多くのインバウンドが見込める状況で放送されてたんだよな」という指摘には思わずうめく。
今回はこんな感じで。いずれまた一つのエピソードだけを扱って色々書いてみたいけど今回はこんな感じ。
