はぐれ者の単騎特攻

ニチアサや読書について書くはずです

2分間ミステリ的なものに本気で挑むまでの話

読者への挑戦まで読んで本を閉じて手がかりを吟味するもよし、素通りして解決編へ進むもよし。この自由がミステリには、もう少し広く言えば読書には与えられている。だから私は推理を放棄して手がかりになりそうな部分だけを頭に入れて読み進めていく。

しかし最近どういうわけか「それって漫然と本を読むことへの免罪符じゃないの?」「推理しないんじゃなくてできないんでしょ」という詰問が脳内で増殖していく。

京都大学推理小説研究会は犯人当て小説を出題しあうことで虎の穴的な役割を担っている。そうした修練への憧れないしコンプレックスがどこかにあるのだろうか。

じっくりと謎に向き合いつつ推理を楽しく行うためにはミステリの短編集、欲をいえばショートショートが望ましい。
ということで2分間ミステリに挑んでみたい。意味が分かると怖い話で鍛えた力をお見せしよう。